ラノベハスラー2016アワード ランキング発表
12/25(日)の特別放送にて発表した、2016年のベストラノベTOP10を発表致します。
対象50作の内、マスクドのTOP10はこのようになりました。
- 「メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)」
- 「ストライクフォール (ガガガ文庫)」
- 「ゴブリンスレイヤー (GA文庫) 」
- 「皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ― A Tale of Armour ― (Novel 0)」
- 「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫) 」
- 「まいごなぼくらの旅ごはん (メディアワークス文庫) 」
- 「シンデレラ・ダービー 騎士姫は最速タイムを叩き出す (一迅社文庫) 」
- 「アルカディア=ガーデンI ~Age of heaveN~ (オーバーラップ文庫)」
- 「ゴースト・ギャロップ ‐蒼空の幽霊機‐ (Novel 0)」
- 「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)」
10位「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)」
とにかく序盤のサスペンス的な展開に惹きつけられました。最後のどんでん返しの強烈さも印象深い。
9位「ゴースト・ギャロップ ‐蒼空の幽霊機‐ (Novel 0)」
オヤジと息子の、友人のような親子のような不器用な関係。飛ばずにはいられないサガを背負ってしまった男の背中が格好いい。でも周囲の人は迷惑でしょうね。
8位「アルカディア=ガーデンI ~Age of heaveN~ (オーバーラップ文庫)」
強さに憧れる主人公が邪道に手を出して、それでも憧れた目標に手が届かない。でも自分の弱さを噛み締めた時、ようやく本当の強さを手にいれる……最高じゃないですか。
7位「シンデレラ・ダービー 騎士姫は最速タイムを叩き出す (一迅社文庫) 」
馬車を使った町中でのレース。ルールがすごく作り込まれていて、ヒロインとのタッグ感も抜群でした。
6位「まいごなぼくらの旅ごはん (メディアワークス文庫) 」
これも親子もの。食べものを通して人間関係が変わっていく、最高のフードノベル。あのコロッケは食べてみたい。
5位「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫) 」
VRMMOでスタンドバトル! まだまだこのジャンルには可能性がありますね。「逆転」を重視したバトルが最高に熱い。
4位「皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ― A Tale of Armour ― (Novel 0)」
アシュリーお姉ちゃんの弟になりたい。
3位「ゴブリンスレイヤー (GA文庫) 」
どうしようもなく残酷な世界観と、ゴブリンスレイヤーさんの淡々としたキャラにやられました。頼れる男とはこういう奴を言うのだ。
兄弟の関係性! ロボットを使ったスポーツの熱さ! 心情描写の盛り上げ方も完璧でしたね。
1位「メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)」
みんな大好き石川博品。後半、アコチンの叫びに、アイドルとはヒーローなのだと気付かされましたね。
続いて部門別の発表です。
ベストガイ賞
ゴブリンスレイヤー(ゴブリンスレイヤー)
最もナイスガイな男キャラはゴブリンスレイヤーさんです。無口な職人肌のキャラに弱いのです。おめでとうございます。
ベストガール賞
尾張下火(メロディ・リリック・アイドル・マジック)
最もキュートな女性キャラはアコチンに決まりました。あの喋り方は発明ですね。
ベストお姉ちゃん賞
アシュリー・フィッシュバーン(皿の上の聖騎士)
最も素晴らしいお姉ちゃんキャラはアシュリーお姉ちゃんに決まりました。凛々しくてすてきでした。僕も裸が見たい。
ワーストガール賞
クリスティーナ(サークルクラッシャーのあの娘、ぼくが既読スルー決めたらどんな顔するだろう)
最も「この女やべぇ……」と思ったキャラに贈られる賞です。こんな娘がいたら、というかいそうで怖い。
ベスト参考資料賞
「Y<ヨグ>の紋章師(MF文庫J)」
毎週、対象作の他に資料となるラノベを何冊か読むのですが、その中で一番面白かったのはこれ。異世界ファンタジーに見せかけて……というどんでん返し。
ベスト表紙賞
「死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った (ダッシュエックス文庫) 」
もっとも印象に残った表紙に贈られる賞。切なさ爆発のイラスト、最高でした。
ベストライバル賞
柳野かなた先生とK先生
もっともアツいライバル関係に贈られる賞ですが、今回はラノベ作家さんがランクインしました。今年デビューで友達同士、このラノにもどちらもランクインしているというアツいカップリングに目が離せない!
ベスト対象外賞
「弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫) 」
ラノベハスラー対象作以外で読んだ最も面白いラノベに贈られる賞。リア充になることをゲームに喩えてレベルアップしていく。確かにそう考えると頑張れそうな気がしてくるから不思議。
そしてよーだすさんのTOP10はこのようになりました。
- 「アルカディア=ガーデンI ~Age of heaveN~ (オーバーラップ文庫)」
- 「ゴブリンスレイヤー (GA文庫) 」
- 「ストライクフォール (ガガガ文庫)」
- 「メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)」
- 「まいごなぼくらの旅ごはん (メディアワークス文庫) 」
- 「その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)」
- 「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫) 」
- 「シンデレラ・ダービー 騎士姫は最速タイムを叩き出す (一迅社文庫) 」
- 「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)」
- 「ヴァルハラの晩ご飯 イノシシとドラゴンの串料理 (電撃文庫)」
よーだすさんの部門別はこのようになっております。
ベスト人外ヒロイン賞
スリヤ(アルカディア=ガーデンI ~Age of heaveN~)
ミア・レインコール(ヒロインテイム・マイスター ‐契約《キス》と楔紋《ギアス》の空島生活‐)
狐貂(龍と狐のジャイアント・キリング 1.鋼鉄機兵のシンプルな倒し方)
ネメシス(<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫) )
以上でございます。
ラノベハスラーを1年続けてみて、佳作って思った以上に多いのだなという印象がありました。こういうランキングを作る時にストーリーが思い出せない作品があったり、地味ながらもここだけは光るものがあったなーと思い出したり。
誰もが褒める/貶す作品よりも、佳作の評論が一番難しかったです。来年はもっとうまく佳作の魅力を語れるようになりたいです。